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pray for my country +

2011.3.19.

母国一大事の時に在国していなかったことが悔やまれる。
たくさん心配してくださった皆様、ありがとう!
僕自身はもちろん、bandのmemberも無事です。

今回始めて行ったBangkokの旅は、今後のために視察する旅で、
MarueのYujiと、ある音楽eventに参加するものでした。
BKKの音楽関係者が主催するeventで、各国から様々な人種が集まる団体行動。
目的を果たさなければならないものの、正直、何をするにも地に足が着かず状態だった。
行動を共にした地元BKKの方、各国の音楽関係者も、日本のことを心から心配してくれていました。

3.11 午前の便でBangkokへ向かった。
離陸から3時間後に日本に大地震が起き、その1時間後に津波が起こったらしい。
機内ではannounceも無く・・・7時間のflight。
Bangkok Suvarnabhumi Airportでの地元の方との待ち合わせ合流に時間もかかり、
事態を知ったのは、かなり時間が経ってからだった。
Airportでsim cardを買うはずが、急いでhotelに向かうことになり、
ともかく移動したんだけど、BKKは渋滞が半端じゃない・・・
かなり焦りながらも、hotelに入り、現地の人にsim cardを買って来てもらった。
ひとまず、hotelのwireless wifi・・・高層階の部屋では役立たず・・・
lobbyにて受信し、やっと状況が分かった。
mailとTwitterとfacebookを駆使したが、混乱の連続。
もちろん、状況をまるで分かってない自分も大混乱。
部屋のTVは、NHK BSが映ったけど、画像も悪く、たまに中断もあった。
分からなければ分からないほど不安は大きくなった・・・
特に、一番最初に入った情報は、「東京タワーが折れ曲がった・・・」というものだったから、
そんなの見たら・・・事態を想像することすら出来ずpanicになってしまった。
おまけに、緊急で用意してもらったsim cardは使用出来るパケに制限があり、
すぐに使い終わり、翌日に携帯電話屋に行き、本契約しやっと開通することが出来た・・・

帰国を1日だけ早めることが出来て、15日夕方に成田空港に着いた。
なぜか成田空港はいつも通りで???だったけど、
自宅に向かうにつれ、節電箇所、自転車の多さが目立った。
自宅に戻ると、CDラックはすべて倒れてて、積み重なってたモノはすべて倒れていた。
一目瞭然で、壮絶さを目の当たりにした・・・。
これを書いている今は、帰国から4日が経っている。

帰国当初は、どの局も夜通し特番だったけど、
昨日あたりから、通常の番組が放送され違和感を感じている・・・
CATVでnewsを見るしかなくなってきた。
時間帯によっては、CNNのが詳しくやってたりする・・・
人それぞれ考え方はあると思うけど、
大人の事情を少々分かってるとしても、個人的には、
通常放送や、entertainmentは、もうちょっと先では?と思う。
現に、先ほど届いた被災地に居るファンの人からのmailには、
「すべて流されて命だけが残り、食べるものも乏しく、
今もライフラインは復旧せず、水も引かず、車内の遺体も回収出来ず、
火葬が間に合わず土葬している現状・・・」
少しでも生きるスペースを確保すべく、自らで瓦礫を片付けてる・・・」
と書いてあった。
野球ファンには申し訳ないけど、東京ドームで大量の電気を使って、
野球をやるなんて理解出来ないな・・・
被災地には足りないモノだらけだし、
原発は一応防げている状態なだけで、正式な安全宣言は無いのだから。
津波で被害を受けた地帯なんて、中継を見る限り、瓦礫が散乱したままだし、
現時点、経済復興に向かうことも大事かも知れないが、まだまだ災害真っ最中であり、
毎秒、被害の大きさが分かって膨れあがってる段階だ・・・。
東北地方の方々は、今が一番大変だし、これからがもっと大変だと思う。
乗り越えても乗り越えても、乗り越えようがないものがあるに違いないから・・・
それじゃなくても電気をたくさん使う東京は、節電出来るだけ節電し、
節約出来ることはすべて節約し、
募金や、被災地で使えるあらゆる物資を届くようにしなければ。
一部を除けば交通網が発達してるんだから、一般の人にガソリンは不要なはず。
絶対に必要な場所に、ガソリン、灯油が届かなければ、
被災地では、助かる命も助からないのだから。

musicianである僕らは、演奏することにしか取り柄がないわけだが、
みんなで復興という目標に向かう時には、大いに役に立つ時が来ると思ってる!
今は、身の回りで出来ることをし、見守り、祈ることしか出来ないけど、
それでも出来ることは何でも協力したいと思っている。
そして、その時が来たら、イヤッてほど!爆音を噛ましたい。

BKKに滞在中も帰国後も、各国の友達からたくさんの連絡をもらいました。
深い愛と友情を感じ勇気をもらいました!
こんなに日本が想われてるなんて・・・ホントにありがたいことです。
多くの外国mediaは、「略奪が起きない日本は素晴らしい!」と賞賛してるようですが、
それは当たり前のことであり、その当たり前のことが不思議でなく行われたことと、
今、被災地に集結している、
僕らの代わりに危険をおかして頑張ってくれている国家機関を心から誇りに思います。

最後に、
今回の災害で亡くなられた方のご冥福を心からお祈りします。
被災地の皆さんには、一刻も早く当たり前の生活が出来ますよう、
これ以上被害が拡大しないことを祈ります。
残念ながら天災は防げないけど、災害は最小限に防げますように・・・

とてもまとまりのない文章を走り書きしてしまいましたが、
今の素直な気持ちです。











“One for All, All for One”

pray for my country…

GREATZ UPPER
/ Tetsu from D’ERLANGER